旧三笠ホテルは、別荘地軽井沢の誕生とほぼ同じ時期に生まれました。万平ホテルの佐藤万平を監督に迎え、岡田時太郎の設計で、地元の大工の施工とすべて日本人の手によるメイドインジャパンの西洋建築です。建物は国の重要文化財に指定され、軽井沢の別荘文化を物語る歴史的な建造物として現在も保存修復などが行われています。また建物内の家具に施された独特の彫刻は軽井沢彫りとして伝統工芸品となりました。